天才数学者とよばれた岡潔さん。
天才数学者というと、
どちらかというと理性的で、あまり感情を表に出さないイメージがありますよね。
ところが、岡潔さんの名言は情緒に重きを置いたものでした。
また、情緒についての本も複数出されています。
意外ですよね。
そこで、岡潔さんの名言や本について調査してみました!
目次
岡潔(天才数学者)のプロフィール

名前:岡潔(おか きよし)
1901年4月19日 ー 1978年3月1日
奈良女子大学名誉教授・京都帝国大学理学博士
生まれたときは坂本潔でしたが、
岡潔さんのお父さんの兄である長男が亡くなったことで
岡潔さんのお父さんが実家を継ぐことになり、岡の姓に戻ったため、
岡潔となりました。
岡潔は天才数学者

岡潔さんは、天才数学者と呼ばれ、多変数解析函数論において大きな功績を残しました。


多変数解析函数論って、チンプンカンプンだけど、
難しそうな名前だしすごい偉業をなしとげたんだってことはわかったよ!


そんな天才数学者としての反面、
少し風変わりなところもあったようです。
高校時代の3年間、歯ブラシを一度も使わなかったとか、
道端で突然、図形や数式を道路に書きだしたりとか、、、
でも 第三高等学校時代の後輩は、そういった行動を畏敬の念をもって見ていたのだとか。
たぶん、
普通のひとが同じことをすると、変わっている烙印をおされてしまいますが、
やはり天才数学者とあれば、
風変わりな行動すらも、常人とはかけ離れた天才性ーいまでいうカリスマ性を高めたのではないかと思います。
天才というと、生涯独身だった人も多くいるイメージですが、
レオナルドダヴィンチ、ベートーベン、ライト兄弟、ニュートン・・・
岡潔さんは結婚されて、その子供やお孫さんも活躍されています。
【関連記事:岡潔の家族(妻や子供や孫)はどんな人?佐々木蔵之介でドラマ化】
数学者など理系の方ってあまり感情を表さないイメージがあるのですが、
岡潔さんは、次のような意外な名言を残しています。
人の中心は情緒である
岡潔は情緒についての名言

岡潔さんは、天才数学者と呼ばれ、偉大な功績をのこしてきました。
ところが意外や意外、数学と情緒に関する名言をいくつも残しています。
数学の営みは「おのれの情緒を外部に表出する学問芸術」であり「情緒を表現して数学を創造する」ことだ
ですとか、
数学上の発見に関して西洋人はインスピレーション型、日本人は情緒型
興味深いですよね。
ほかにも、
数学のもとになるのは頭ではない。情緒だ
数学って、理論で成り立っていて、情緒からはもっとも離れたところにあるような気がします。
やはり天才数学者の考えることは、私のような凡人には計り知れません・・・(;’∀’)
ただ、次の名言をみたとき、なんとなく、
その心の中が少し見えたような気もしました。
情緒の中心の調和が損なわれると人の心は腐敗する。社会も文化もあっという間にとめどもなく悪くなってしまう
いろんな奇行を残している岡潔さんですから、
あまり人の目などを気にしないように思えます。
でも、これはおそらく逆で、
人の目とか、人の心理とか、感情とか、
そういった人間関係を重視して気にするあまり、精神がすり減ってしまって、
もともと風変わりな要素があったところ、
奇行がどんどん強くなっていってしまったのではないかと思います。
岡潔さんの情緒への思いは深く、
多くの本を残しています。
岡潔の情緒に関する本

岡潔さんは、天才数学者でありながら、
人間の中心を情緒においていました。
岡潔さんのように異次元の天才の領域だと、
数学も情緒とかかわりが出てくるのかもしれません・・・
では、岡潔さんが情緒に関して本を書いているのでご紹介したいと思います。⇒情緒と日本人 [ 岡潔 ]
読んでみる♪
↓↓↓↓
情緒と日本人 [ 岡潔 ]
情緒と日本人という本です。
簡単に内容をいうと、こんな感じです↓↓
世界的な天才数学者、岡潔。自然と共に生きてきた日本人の中にある「情緒」の重要性を訴え、日本の未来に警鐘を鳴らす作品を数多く発表した。本書は、数ある著書の中から岡潔の一貫した主張が込められた言葉を集めた箴言集。日本人の情緒とは。日本民族、教育…岡潔が遺した珠玉の言葉の数々。
つづいて、もうひとつの情緒にかんする本、情緒と創造 [ 岡潔 ]です。
読んでみる♪
↓↓↓↓
情緒と創造 [ 岡潔 ]
情緒と創造の内容を簡単にいうと、こんな感じです↓↓
多くの人は、人には心があることを忘れてしまっているように見えますし、教育もこんなことを続けているとどうなるのだろうというような教え方を変えようとはしません。それでわたしは、わたしの心持ちを少数の人にでもよいから一度沁々聞いていただきたいと思うようになりました。-甦る名著。大数学者・岡潔の言葉。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、天才数学者岡潔さんの意外な名言や本についてご紹介しました。
天才と呼ばれる領域に達すると、理論だらけに思える数学も情緒とつながりがあると・・・
なるほど。数学が得意な人や好きな人にはもしかしたら理解できる名言なのかもしれませんね。