団体ごとの花笠踊りや屋台など魅力いっぱいの山形花笠まつり。
青森ねぶたまつり、秋田竿灯まつり、
仙台七夕祭りと合わせて東北4大祭りと言われていますが
実は山形花笠まつりが含まれたのは最近なんです。
そんな山形花笠まつりは
以前は違うイベントだったんですよ。
どんな歴史なのか気になりますよね。
さらに、どうして花笠を持つようになったのかも知りたいですよね。


目次
山形花笠まつりの由来は?

花笠まつりで歌われる『花笠音頭』の由来について、まずはご説明します。
花笠音頭の由来

明治・大正時代、
山形県村山地方で『土突き唄(どんつきうた)』という
工事などの作業でタイミングを合わせるときに歌われた作業歌。
これと、
船方節や八木節が混ざったのが花笠音頭の由来だと言われています。
船方節は、女性たちが唄った酒盛り歌。
八木節は、盆踊りに使われていた歌です。

できたばかりの花笠音頭は、
作業中に歌われる歌なのでシンプルで素朴でしたが、
昭和初期のあたりから伴奏が入ったりと歴史を経て
賑やかな歌になり人々に愛される民謡歌となりました。

花笠音頭は、
元々あった2番までの歌詞に、
県内外から募集した13個の歌詞を足して、今では15番まであるそうだよ。
花笠踊りの由来

花笠踊りは、菅笠に赤色の紙を付けて花笠を作り、
この花笠を振り回して景気付けにしたのが最初のようです。
菅笠とはスゲの葉で編んだ笠のことです。
かさじぞうというお伽話で、おじいさんがお地蔵さんに被せる笠ですね。
【小石川後楽園】曇り空にもひときわ映えるハナショウブです。開園まもない菖蒲田の風景。運がよければ、菅笠姿の花がら摘み作業をご覧頂けます。 pic.twitter.com/LgFzhUt7O6
— 都立庭園 園長の採れたて情報 (@ParksTeien) 2017年6月6日
この笠を振ったりまわしたり、
被って手踊りをしたりと踊ったのが花笠踊りの由来。
そして、
赤い紙を付けた菅笠が、山形花笠まつりで使う花笠の由来です。
山形花笠まつりの歴史は?

山形花笠まつりの歴史についてです。
他の東北4大祭りに比べると歴史は浅いといわれていますが、
それでも花笠音頭パレードという名前で1963年から始まっています。
もともと、この花笠音頭パレードは、
蔵王夏祭りというお祭りの中のひとつのイベントでしたが、
そこから
1965年に山形花笠まつりとして単独のお祭りになった歴史を持っています。
別のお祭りのひとつだったイベントが
ここまで大きなお祭りになったのには、理由があります。
1993年に市民参加型のお祭りへと変わったことです。
これによって、今までの正調踊りだけではなく、
男踊りや創作踊りなどが加わって、
団体によって色々な特徴が楽しめるようになったんです。
山形花笠まつりが、
元々は違うお祭りの中のイベントだった歴史を持っているなんて驚きですよね。
こちらが正調踊り(女踊り)です。
音がずれていますが💦東北絆まつりのパレードの様子です♪舞踊団の方々と踊った「正調女踊り」✨✨この他にもダイナミックな笠回しや男踊りも披露されました♡山形花笠祭りは毎年8月5日、6日、7日の3日間です😊本番の花笠祭りへもぜひお越しください❣ pic.twitter.com/w63k4Qlx3d
— 第54回ミス花笠 (@misshanagasa) 2017年6月17日

山形花笠まつり2020の日程

山形花笠まつりの日時はこちらです。
日程:2018年8月5日(日)から8月7日(火)
時間:18時から21時30分頃
山形花笠まつりの場所

山形花笠まつりの開催場所は
山形市七日町の中心街の国道112号線です。
コースマップもあるので、合わせて見てみてくださいね。
*クリックすると拡大します。

出典元URL:http://www.hanagasa.jp/download/h30_map_course.pdf
アクセス方法は、山形駅からなら、
山形まるごと館 紅の蔵を目指して行けば
山形花笠まつりのパレードがある通りに出られます。
山形まるごと館 紅の蔵の住所はこちらです。
(山形県山形市十日町2丁目1−8)
まとめ
山形花笠まつりは歴史が浅いといっても
やっぱりたくさんの人に大事に続けられてきたお祭りだというのが
由来でわかりますね。
今年の山形花笠まつりも
そんな歴史や由来を感じながら楽しんでみてくださいね♪