青森県のお祭りといえば青森ねぶた祭り!
お祭りの名前やねぶたが街を練り歩くのは知っていますが、
実はそれ以上は知らないって方も多いのではないでしょうか?
「ねぶた」とはそもそもどういう意味なのか、
ねぶた祭りで聞こえる掛け声にはどんな意味があるのか。
実は不思議なことがいっぱいなんです。


青森ねぶた祭りを見に行く人もそうでない人も、
きっと知ったら誰かに話したくなっちゃいますよ。
目次
青森ねぶた祭りの「ねぶた」の意味は?
青森ねぶた祭【青森県】
青森市で8月2~7日に開催される夏祭りであり、毎年、延べ300万人以上の観光客が訪れる。夜空に浮かびあがる大迫力の大型灯籠、歓喜乱舞するハネト、響き渡る囃子の音をぜひ体感してほしい。 pic.twitter.com/I3YfDLGMdv— 日本の観光名所bot (@japanese_meisyo) 2018年5月26日
ごく当たり前に青森ねぶた祭りと言いますが、
一体「ねぶた」ってどういう意味なんでしょうか?
まずは「ねぶた」の意味について簡単に解説します。
津軽弁で「眠たい」は「ねんぶて」と言います。
この「ねんぶて」がなまってできた言葉が
「ねぶた」だという説が有力です。
#方言でだから眠くないって言ってるでしょまだ寝ないよと言ってください
んださげねんぶてぐねって言ってっろや まだ寝ねでば
これガチ(`・ω・´)キリッ
— 月 y u e ☽*·̩͙ (@smoon_O) 2016年2月5日


その違いは、方言のなまりの違いなんだって。
だから意味は同じだよ!
どうして「眠たい」という意味の「ねぶた」が
お祭りの言葉になったのでしょうか?
づついてはそんな由来について簡単に解説します。
ねぶた祭りの由来を簡単に解説!

青森ねぶた祭りの由来というのはいくつかあり、
起源もはっきりとはしていません。
ですがその中でも言われている
2つの由来について簡単に解説します。
奈良時代に中国からやってきた七夕祭りと
津軽に昔からあった習わしや行事が合わさり
現在の青森ねぶた祭りになったとの説です。
七夕祭りでは穢れを祓って無病息災を願うために
7月7日の夜に灯篭を川や海に流していました。
そこで使われる灯篭のことを「ねぶた」と呼んでいて、
川や海に流すことを「ねぶた流し」とも言っていたそうです。
青森ねぶた祭り最終日にねぶたが
海に出るのもこの名残かもしれませんね。
仕事の邪魔になる眠気をはらう「ねむりながし」「ねむたながし」
が青森ねぶた祭りの由来だという説です。
「ねむりながし」「ねむたながし」とは、
眠気をはらって健康であろうと願う神事です。
目や体をこすった小枝や、灯篭を川や海に流していました。
青森のねぶたって、睡魔を払い流そうとする「眠た流し」と呼ばれる行事が由来らしい 青森県民なのに初めて知った
— ゆうじ(ガウディ) (@yuji_gaudi1997) 2015年10月23日
こちらも川や海に流して悪いものをはらうというのは、
七夕祭りと一緒ですね。
どちらの説が本当なのか、
もしかしたらもっと別の説があるのかもしれませんが
ずっと昔から行われていた
悪いものをはらうための行事が
青森ねぶた祭りの由来になったようですね。
ねぶた祭りの掛け声「ラッセラー、ラッセラー」とは?

青森ねぶた祭りといえば、
忘れていけないのがハネトという踊り子です。
「跳人」とも書かれる通り、ぴょんぴょんと跳ねながら
ねぶたと一緒に街を練り歩いてお祭りを盛り上げる大事な存在です。
そんなハネトがお祭りを盛り上げる方法は
跳ねることだけではないんです!
ハネトの
「ラッセラー、ラッセラー」
という元気な掛け声も
大事な盛り上げる要素のひとつなんですね♪
下の青森ねぶた祭りの動画では
ハネトの元気な掛け声につられて
「ラッセラー、ラッセラー」と返すお客さんの声が聞こえます。
「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声の意味も気になりますよね。
この意味についても簡単に解説します。
ねぶた祭りの掛け声「ラッセラー、ラッセラー」の意味は?

「ラッセラー、ラッセラー」
この独特の掛け声にも、
2つ由来があるのでそれぞれについて簡単に解説します。
まず1つ目です。
1つ目:
ねぶたを照らす光にろうそくが使われていた頃、
そのためのろうそくを集めるために、
子ども達が家を回って
「ろうそくを出せ、出せ」とはやし立てていたのが、
ラッセーラーになったと言われています。
他にも、「出せ、出せ、いっぱい出せ」と
寄付金をねだっていたという説もあります。
ねぶた祭りの「ラッセーラー」という掛け声はどういう意味だろうと調べたら、子供たちがねぶたを灯すロウソクを集めるために各家に回って、「出せ出せ、ロウソク出せ、出さねばかっちゃくぞ」と囃し立てたのが由来らしい。北海道のロウソクもらいっぽいし(由来?)、意外とハロウィンっぽい。
— かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン (@wak) 2017年8月5日
たしかに!
ハロウィンぽいですよね!
続いて2つ目です。
2つ目:
蝦夷討伐で人を処刑しないで
捕虜として他の地域に連れて行く。
そうして、捉えた人達の生活に安寧をもたらそう
という考えから生まれた説です。
1つ目の由来は、ハロウィンぽくて、
ちょっと微笑ましい感じなのに、
2つ目は、少し物騒な由来ですよね。


はっきりは、わかっていないみたいだよ。
でも、いずれにしても、
今となっては青森ねぶた祭りを盛り上げる大事な掛け声になっているね!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、青森ねぶた祭りの
「ねぶた」の意味や
「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声の由来についてご紹介しました。
それぞれ簡単に解説しましたが、
由来は、あまりはっきりしていないようです。
長い時間をかけて親しまれたお祭りだからこそ、
由来もだんだんとぼやけていくのかもしれませんね。
そんな不思議がいっぱいの
青森ねぶた祭りの由来を簡単に解説していきます。