2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」
ドラマを見ていて気になったのが、
鹿児島弁の「チェスト」という言葉。
大久保利通や西郷隆盛が、
威勢よく「ちぇすとーっ!!」と叫んでいるシーンがあります。


目次
鹿児島弁の「チェスト」の意味は?

「チェスト」
という言葉だけを聞くと、
英語のchest、すなわち「胸」という意味を思い出す方も多いのではないでしょうか?
ですが、大河ドラマの西郷どんで使われている鹿児島弁(薩摩弁)では、
英語のchestとは違う意味です。
鹿児島弁の「チェスト」は、掛け声です。
それいけー!
やれー!
がんばれー!
などといった奮起させる意味の言葉です。
なぜ、「チェスト」がそういう意味なのか、
語源についての諸説をまとめてみました。
① 英語のchest「胸」の意味から、攻撃するときに「胸を狙え」という意味になった。
② 示源流が剣で切りかかるときの心構えの一つ「知恵を捨てよ」が転じて「チェスト」になった。
などがあります。
いずれにせよ、戦いのシーンが語源ですね。
では「チェスト」は、
いったい、どのように使うのでしょうか?
鹿児島弁の「チェスト」の使い方は?

鹿児島弁「チェスト」の意味は、
「それいけー!」という気合を入れる掛け声でした。
使い方は、たとえば、
大河ドラマ「西郷どん」で、
長州との関係で落ち込む西郷隆盛を励ますときに、
大久保利通が
「チェストー!」
と叫んでいました。
そして、その言葉に西郷隆盛も「チェストー!」と返すという感動的なシーン。
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沖縄出身の歌手オレンジレンジの歌にも、
「チェスト」っていうのがあって、どんな意味か気になってたんだよね。

琉球と薩摩は交流があったから、
鹿児島弁の「チェスト」が沖縄にも伝わっていたのかもね。
まとめ
2018年の大河ドラマ「西郷どん」
薩摩(鹿児島)出身の西郷隆盛が主人公なので、
ドラマでは鹿児島弁がよく出てきます。
今回は、その中でも「チェスト」をご紹介しました。
意味は「それいけー!」のような奮い立たせる掛け声でした。
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